今が買いの上昇が期待銘柄 11月20日

ヤーマン <6630>  
19年4月期の連結経常利益を従来予想の49.9億円→64.7億円に29.4%上方修正。従来の6.5%減益予想から一転して21.0%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。免税店や中国・韓国向けを中心に自社開発の美顔器をはじめとする美容健康機器の販売が想定以上に伸びる。広告宣伝や社内体制の整備など積極投資を吸収し、2ケタ増収増益の達成を見込む。

青山財産 <8929>

18年12月期の連結経常利益を従来予想の11億円→12.3億円に11.8%上方修正。増益率が16.6%増→30.4%増に拡大する見通しとなった。金融機関や日本M&Aセンター <2127> との連携強化を通じ、顧客数が増加しコンサルティング収益が伸びることが寄与。不動産コンサルティング商品の組成や事業承継ファンドの投資回収が計画を上回ることも上振れの要因となる。

シェアテク <3989> 
18年9月期の連結税引き前利益は5.3億円と従来予想の4.2億円を上回って着地。続く19年9月期は前期比3.0倍の16.2億円に急拡大する見通しとなった。今期は生活トラブルのマッチングサイトを中心とするWEBメディアのコンテンツ投資を加速し、加盟店から受け取る手数料収入の拡大を見込む。また、加盟店のリアルタイムスケジュール管理システムの導入などを通じ、成約率向上を図る。主力のWEB事業は売上高が2倍増の63億円、投資事業も伸長し、税引き前利益は3倍化する計画だ。​

 

今が買いの上昇が期待銘柄 11月19日

ミタチ産業 <3321>
19年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の5.3億円→7.1億円に34.0%上方修正。自動車関連向けに半導体や電子部品などの販売、受託製造が想定より伸びることが寄与。上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の11.1億円→12.9億円に16.2%上方修正。減益率が21.2%減→8.4%減に縮小する見通しとなった。
予想PERが7.1倍→6.3倍に低下し、割安感がさらに強まった。

SUBARU <7270>
SUBARU<7270>が続落し年初来安値を更新した。SMBC日興証券が15日付で、投資判断「2」を継続し、目標株価を3600円から3100円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、モデルサイクルは良好だが、不祥事/リコールやそれに起因する生産体制の立て直しなど課題も多く強気スタンスには転じにくいと指摘。19年3月期営業利益予想を3480億円から2200億円へ、20年3月期を同3920億円から3100億円へ、21年3月期を同4140億円から3570億円へ下方修正し、同社を取り巻く環境を勘案すればバリュエーションに割安感は乏しいとしている。​

丸和運輸機関 <9090>
丸和運輸機関<9090>が6日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は15日、同社株のレーティングの「セル」を継続した。目標株価は2500円としている。米国系大手電子商取引(EC)業者向けECラストワンマイル当日配送の拡大期待により株価は目標水準を上回っていることを指摘。今後もECラストワンマイル当日配送の増収は続くとみているが、ドライバー確保の難しさや東京などに比べて輸送効率の悪い新規エリアでの採算などを考慮している。同証券では20年3月期の予想修正一株当たり利益(EPS)を144.9円と試算している。足もと株価のPERは24倍近辺と高水準にある。

 

今が買いの上昇が期待銘柄 11月15日

野村マイクロ <6254>
19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の4.7億円に急拡大して着地。国内や韓国、中国、台湾の半導体関連企業などから受注した水処理装置の工事が順調に進み、58.1%の大幅増収を達成したことが寄与。為替差損益が改善したことも増益に貢献した。
併せて、通期の同利益を従来予想の11.5億円→13.1億円に13.9%上方修正。増益率が1.7%増→15.8%増に拡大する見通しとなった。予想PERが8.9倍→6.5倍に低下し、割安感が強まった。​

キャンディル <1446>
18年9月期の連結経常利益は前の期比21.1%増の3.4億円で着地。続く19年9月期も前期比27.5%増の4.4億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は五輪開催に伴うインフラ整備需要の拡大を背景に、店舗内装など商環境向け建築サービスの好調が続くうえ、建物の補修サービスやメンテナンス、リフォームの受注も伸び、10.3%の増収を見込む。
併せて、今期の年間配当は初配当となる10円を実施する方針とした。

チタン <4098>
19年3月期上期(4-9月)の経常損益(非連結)は2億3600万円の黒字(前年同期は6200万円の赤字)に浮上し、従来予想の4000万円の黒字を上回って着地。UVカット化粧品向け超微粒子酸化チタンや車載用電池向けチタン酸リチウム、化粧品向け酸化鉄が好調だった。原材料価格が高騰したものの、増収効果と稼働率上昇による採算改善で吸収した。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の2億円→4億9000万円に2.5倍上方修正。増益率が3.0倍→7.4倍に拡大する見通しとなった。

 

今が買いの上昇が期待銘柄 11月13日

理研計器 <7734>
19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の24億円→33.9億円に41.3%上方修正。従来の0.5%減益予想から一転して40.6%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。半導体工場向け定置型ガス検知警報機器の販売が伸び、売上高が計画を上回ったことが寄与。為替差益2.1億円が発生したことも上振れに貢献した。

EAJ <6063>
18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比13倍の1億2500万円に急拡大して着地。海外出国者数の増加を背景に、海外旅行保険の付帯サービスが大きく伸びたことが寄与。人件費の増加やカナダの新アシスタンスセンター設置費用などを吸収し、大幅増益を達成した。

GMOクラウド <3788>
18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比54.5%増の11.6億円に拡大して着地。SSL証明書の需要増加などを背景に、国内やアジアで電子証明書の発行が拡大したセキュリティ事業が収益を牽引した。データセンターの効率化でクラウド・ホスティング事業の採算が改善したことも大幅増益に貢献した。

木村化 <6378>
19年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円→15.5億円に72.2%上方修正。減益率が47.9%減→10.4%減に縮小する見通しとなった。今期受注した化学機械装置の大型工事案件が寄与し、売上高が計画を10.8%も上回ることが収益を押し上げる。コスト管理の徹底で採算が上向くことも上振れに貢献する。

今が買いの上昇が期待銘柄 11月12日

石原産業 <4028>
19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比46.1%増の49.8億円と、従来の12.0%減益予想から一転して増益で着地。有機化学事業で米州やアジア向けに農薬の販売が好調だったことが寄与。酸化チタンの値上げ浸透に加え、研究開発費が減少したことも利益を押し上げた。
併せて、通期の同利益を従来予想の33億円→73億円に2.2倍上方修正。減益率が60.8%減→13.2%減に縮小する見通しとなった。予想PERが29.6倍→11.1倍に急低下し、割安感が強まった。

メイコー <6787>
19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の63.4億円に急拡大して着地。車載向けやスマートフォン向けプリント配線板の販売が伸び、16.1%の大幅増収を達成したことが寄与。円安進行で為替差損益が急改善したことも増益に大きく貢献した。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の68億円→90億円に32.4%上方修正。増益率が41.8%増→87.7%増に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。予想PERが12.6倍→10.4倍に急低下し、割安感が強まった。​

ダイフク <6383>
19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比36.2%増の237億円に拡大して着地。豊富な受注残を背景に半導体・液晶関連向け搬送装置の販売が拡大したうえ、自動車生産ラインや物流センター向けシステムも伸び、2ケタ増収を達成したことが寄与。原価改善なども増益に貢献した。
併せて、通期の同利益を従来予想の487億円→529億円に8.6%上方修正。増益率が18.5%増→28.7%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の75円→80円(前期は70円)に増額修正した。​

今が買いの上昇が期待銘柄 11月2日

IHI <7013> 
19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の491億円に急拡大して着地。ボイラ部門の採算改善に加え、前期に北米プラント工事で発生した不採算案件が収束したことが寄与。営業外費用の減少や持分法投資損益の好転なども増益に大きく貢献した。通期計画の650億円に対する進捗率は75.7%に達しており、業績上振れが期待される。

キトー <6409> 
19年3月期の連結経常利益を従来予想の51億円→57億円に11.8%上方修正。増益率が34.5%増→50.4%増に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国内・米国を中心とする旺盛なインフラ関連投資や設備投資ニーズを追い風に、ホイスト(巻上機)やクレーンなどの販売が伸びる。円安効果もプラスに働く。下期の想定為替レートは1ドル=105円→110円に見直した。予想PERが9.8倍→8.6倍に低下し、割安感が強まった。

ミライトHD <1417>
19年3月期の連結経常利益を従来予想の168億円→197億円に17.3%上方修正。従来の5.8%減益予想から一転して10.4%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。NTT固定通信工事や海外関連事業が順調に推移するなか、来年1月に経営統合するソルコム <1987> [東証2]と四国通建の業績上積みが収益を押し上げる。予想PERが14.6倍→12.1倍に低下し、割安感が強まった。