今が買いの上昇が期待銘柄 11月12日

石原産業 <4028>
19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比46.1%増の49.8億円と、従来の12.0%減益予想から一転して増益で着地。有機化学事業で米州やアジア向けに農薬の販売が好調だったことが寄与。酸化チタンの値上げ浸透に加え、研究開発費が減少したことも利益を押し上げた。
併せて、通期の同利益を従来予想の33億円→73億円に2.2倍上方修正。減益率が60.8%減→13.2%減に縮小する見通しとなった。予想PERが29.6倍→11.1倍に急低下し、割安感が強まった。

メイコー <6787>
19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の63.4億円に急拡大して着地。車載向けやスマートフォン向けプリント配線板の販売が伸び、16.1%の大幅増収を達成したことが寄与。円安進行で為替差損益が急改善したことも増益に大きく貢献した。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の68億円→90億円に32.4%上方修正。増益率が41.8%増→87.7%増に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。予想PERが12.6倍→10.4倍に急低下し、割安感が強まった。​

ダイフク <6383>
19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比36.2%増の237億円に拡大して着地。豊富な受注残を背景に半導体・液晶関連向け搬送装置の販売が拡大したうえ、自動車生産ラインや物流センター向けシステムも伸び、2ケタ増収を達成したことが寄与。原価改善なども増益に貢献した。
併せて、通期の同利益を従来予想の487億円→529億円に8.6%上方修正。増益率が18.5%増→28.7%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の75円→80円(前期は70円)に増額修正した。​