今が買いの上昇が期待銘柄 11月19日

ミタチ産業 <3321>
19年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の5.3億円→7.1億円に34.0%上方修正。自動車関連向けに半導体や電子部品などの販売、受託製造が想定より伸びることが寄与。上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の11.1億円→12.9億円に16.2%上方修正。減益率が21.2%減→8.4%減に縮小する見通しとなった。
予想PERが7.1倍→6.3倍に低下し、割安感がさらに強まった。

SUBARU <7270>
SUBARU<7270>が続落し年初来安値を更新した。SMBC日興証券が15日付で、投資判断「2」を継続し、目標株価を3600円から3100円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、モデルサイクルは良好だが、不祥事/リコールやそれに起因する生産体制の立て直しなど課題も多く強気スタンスには転じにくいと指摘。19年3月期営業利益予想を3480億円から2200億円へ、20年3月期を同3920億円から3100億円へ、21年3月期を同4140億円から3570億円へ下方修正し、同社を取り巻く環境を勘案すればバリュエーションに割安感は乏しいとしている。​

丸和運輸機関 <9090>
丸和運輸機関<9090>が6日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は15日、同社株のレーティングの「セル」を継続した。目標株価は2500円としている。米国系大手電子商取引(EC)業者向けECラストワンマイル当日配送の拡大期待により株価は目標水準を上回っていることを指摘。今後もECラストワンマイル当日配送の増収は続くとみているが、ドライバー確保の難しさや東京などに比べて輸送効率の悪い新規エリアでの採算などを考慮している。同証券では20年3月期の予想修正一株当たり利益(EPS)を144.9円と試算している。足もと株価のPERは24倍近辺と高水準にある。