今が買いの上昇が期待銘柄 11月2日

IHI <7013> 
19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の491億円に急拡大して着地。ボイラ部門の採算改善に加え、前期に北米プラント工事で発生した不採算案件が収束したことが寄与。営業外費用の減少や持分法投資損益の好転なども増益に大きく貢献した。通期計画の650億円に対する進捗率は75.7%に達しており、業績上振れが期待される。

キトー <6409> 
19年3月期の連結経常利益を従来予想の51億円→57億円に11.8%上方修正。増益率が34.5%増→50.4%増に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国内・米国を中心とする旺盛なインフラ関連投資や設備投資ニーズを追い風に、ホイスト(巻上機)やクレーンなどの販売が伸びる。円安効果もプラスに働く。下期の想定為替レートは1ドル=105円→110円に見直した。予想PERが9.8倍→8.6倍に低下し、割安感が強まった。

ミライトHD <1417>
19年3月期の連結経常利益を従来予想の168億円→197億円に17.3%上方修正。従来の5.8%減益予想から一転して10.4%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。NTT固定通信工事や海外関連事業が順調に推移するなか、来年1月に経営統合するソルコム <1987> [東証2]と四国通建の業績上積みが収益を押し上げる。予想PERが14.6倍→12.1倍に低下し、割安感が強まった。